中村真也の日本道中独案内
中村真也の日本道中独案内
中村真也の日本道中独案内
( 50音順)



 身勝手な旅だが、その旅日記を発信し続けたことによる発見。
それは多くの人に励まされ、見守られた孤独の旅ではなかったこと、 離れていても喜怒哀楽を共にし、共に楽しんだ日々、そして「ありがとう」、「元気もらいました」、「私も頑張ります」 と、頂いた言葉。旅をしてよかった。そして旅を続けようと心に決めた。



※上記は気持ちの経過を書きました。各項目を選んで下さい。

 「旅への道程」
 
登山に目覚めた頃の写真(八ヶ岳)
 昔から運動が苦手で高校卒業時は身長170cmあったにもかかわらず体重は50kgを切っているほどである。 卒業後、自動車の免許を取り、今まで未知の世界であった遠く地までこんな私でも自分一人の力で行ける嬉しさ楽しさを知り旅へとはまっていった。また、車での日本一周を夢見るようにもなった。そんな旅の中で、雄大な山の姿に見るうちに憧れるようになり、そして登山者に憧れ始めたが、でも自分には登山の経験もなく、また体力もなく別世界だと諦め逃げていた。  こうした思いの中で旅を繰り返し、次に興味を持ったのが世界遺産屋久島であった。縄文杉に会いたい。そんな気持ちと共に、観光客の溢れる縄文杉なら、こんな自分でもトレッキングできるだろうと思い、ちょっとした登山用具をここで始めて揃えた。しかし、始めての場へと、たった一人で踏み入れる不安は予想以上に大きく、その不安を取り除くためにも予行練習と体力作りを兼ねて近場の山へ登った。そしてそこで流した汗、迎えてくれた景観と感動は、自分への自信と変わっていった。そして、夢であった登山を本格的に始めてみようと思うきっかけとなった。そんな登山も兼ねた車旅を01年より始めた私はその年に仕事の合間での旅行で車での日本一周を成し遂げた。そして次に持った旅の目標が、登山で得た身体を動かす楽しさ、また、もっとゆっくり旅を満喫したかった理由から自転車での日本一周を夢見るようになった。さらには、それによりコンプレックスでもあったこの貧弱なこの身体の克服、そして始めて歩むこととなる自分への挑戦へと胸高鳴らせたが、しかし、自転車も、そんな旅装備も持っていない自分を振り返り、さらには何の不安もない今の仕事と生活。所詮はそんな踏み出す勇気も自身もなく夢物語であった。しかし、やり始めた登山が私に自信をくれた。あの憧れであり、別世界だと思っていた登山が今は自分のところにあり、自転車の旅が決して夢物語ではないことを感じ、また、自分自身から逃げるように夢で終わらせてしまっては、この先も逃げ続ける人生になってしまう怖さがあった。そして抱えているコンプレックスも変わらず抱え続けるだろうと。そんな自分から脱したく、「登山も出来たではないか!」そう自分に言い聞かせて、退職届を提出し自分の人生の大きな一歩を新たに踏み出したのだった。自分の夢へと向かって・・・

 「日本一周の旅なかで…」
 
津軽半島を走る
 感動のあまり目に涙を溜めてしまった。旅を出発してほぼ一ヶ月、最近どうしてこんなに苦労しているのだろう。何に向かってがんばっているのだろうと思ってしまうようになった。毎日こんなに苦労して峠を越えることにより、なにを得ているのか。確かに充実はしているが、ただ旅を楽しむなら海岸線沿いを気持ちよく走っていたい。さすがに連日の峠越えで峠を越えるのが苦痛になってきた。もう登山はあきらめて海岸線沿いを走りたい・・・ そう思うようになった。目的を失いかけていた。最近は応援や励ましのメールもほとんど入らなくなり、HPのアクセス数も伸び悩んでいる。そんなことも、こう思ってしまう原因の一つではないかと思う。さらには最近観光地が多いためが高級車がよく通り過ぎる。だいたいそんな方は冷たい目で自分を見ていく・・・ そんな視線も辛かった。  そんな気落ち気味の時に、ある親子に出会った。なんでも私の必死で自転車を漕いでいる姿をみて、その娘さんがえらく感動したそうだ!そして、カンパといってお金まで頂いてしまった。もちろんお断りしたが、結局断りきれずに頂戴してしまった。ありがとうございました。そして話は戻って、なにに感動したかと言えば、もちろんカンパして頂いたことではない。自分の姿を見て感動してくれたことに感動したのだ。自分が必死でかんばることによって、そしてその姿を見て、多くの方にがんばること、努力すること、そして、目標に向かってあきらめずに行くことを伝えたい。 そんなことを伝えれたことが嬉しかった。それも同年代の若い人にだ。旅をしていると多くの方に応援されるが、やはり年配の方が多い。感動・衝撃を与えるよりも、ただ苦労している姿を見て”がんばってください”と応援してくれるだけだ。もちろんそれが私の力になっていることは確かだし、とても嬉しい。だが、力を貰っているだけで与えてはいない。そのことが寂しかった。  今日、感動したよ!と言われたとき嬉しくて嬉しくて、人前では絶対になかないのに、嬉しさのあまり話しながら目に涙を溜めてしまった。自分がなんのために旅を続けているかに疑問が沸いて来た時だけに衝撃的な感動を得た。こうやって自分の旅を通して多くの人に、夢に向かって努力する大切さと、どんなことでも為せば成る事をしってほしい。何度も繰り返すが、こうして人の為になったことが嬉しかった。そして自分がここまで人の為にがんばることに喜びをえたことにもビックリした。自分はそんな仕事が向いているのかもしれないと思った。  今後も多くの人に力を与えるために、そして自分の精神修行の為に、この旅を最後まで続けようと思う。こんな体力も実績もない自分でも、がんばれば壮大な事ができるということを伝えるために・・・




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